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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.47:陽光院(曹洞宗)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.47:陽光院(曹洞宗)】

 陽光院は山号を桜庭山といい、昔は旧西目屋村桜庭にありました。陽光院には、津軽八十八か所霊場五十一番の礼所・清水観音(多賀神社)の本尊・千手観世音菩薩が祀られています。陽光院ご住職が本尊の千手観音を引き取ることになった際、大八車に載せて運びましたが、禅林街入口の黒門にさしかかると引けども押せども動かなくなってしまいます。そのころ鍛治町で大きな火事があったそうですが、火が鎮まると大八車が動き出して観音様が無事陽光院に着いたという逸話が残っており、異変を知らせる「霊験あらたかな仏さま」として話題を呼んだということでした。

 また同寺には清水観音境内の老杉を切った際に出てきたという懸仏(かぼとけ)も保存されています。阿弥陀如来、聖観音、十一面観音、薬師如来、三宝荒神の五体。村人たちが願いをかなえてもらうため境内のご神木にかけたもので、往時の庶民信仰と密接に結びついた観音様の大きな存在がしのばれます。

 現在地に移ったのは慶長十六年頃になり、現在の建物は昭和三十八年に落慶しました。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

#弘前公益社#津軽のお寺さん巡り#陽光院#曹洞宗

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