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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.37:恵林寺(曹洞宗)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.37:恵林寺(曹洞宗)】

 恵林寺は山号を梅峰山(ばいほうざん)といい、西茂森に移転する前は小比内にありました。当時和徳にあった常源寺二世の体岩和尚が隠居寺として開山したと言われています。禅林街に移されたのは、慶長16年(1611年)。常源寺の末寺であったため、常源寺とともに移転し、門内に地所を決めることができました。その頃は恵林寺と天津院も入口は常源寺参道にあったものといわれ、今とはだいぶ趣を異にしていたようです。

 恵林寺は明治2年(1869年)、天津院に合併されて一時廃寺となったことがあります。12代藩主承昭が天津院にゆかりの深い近衡家を訪ねたとき、近衡篤麿から寺領を尋ねられて困惑し、「天津院は檀家が多いので寺領を必要としない」と苦し紛れに答えました。しかし実際の天津院は檀家が少なかったので、苦肉の策として恵林寺を天津院に合併させて体裁をつくろったのだと言われています。

 現在の本堂は昭和46年に再建されました。二百坪の鉄筋コンクリート造りの大伽藍で、当時の住職が苦労しながら浄財を集め、完成させたということです。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

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