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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.32:本迹院(日蓮宗)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.32:本迹院(日蓮宗)】

 本迹院の号は境智屈(きょうちくつ)といいます。知恵を磨く修行の場という意味だそうです。また寺号は開山日蓮上人の院号本迹院にちなんでいます。法華経には釈尊の成仏を久遠に存することを説く「本門」とそれを補完する「迹門」があり、両門が合して完全になるが、日蓮は法華経全般を修めたのでこの院号が与えられたと言われています。

 現在の本堂は宗祖日蓮聖人の七百遠忌報恩として、三十七世住職が再建し、五十五年春から着工、翌年に盛大な落慶式を行っています。鉄筋コンクリート三階建ての立派な建物で、書院造り風ですが、コンクリート地を生かした落ち着いた感じの伽藍(がらん)になっています。

 のちの三十九世住職は、継ぐ前は前住職とは同じ日蓮宗の僧侶というだけで縁もゆかりもなかったそうです。たまたま荒行で一緒になったのがきっかけで、本迹院の手伝いをするようになりました。その後、三十八世住職の突然の死。後継ぎがいなかったため、檀家からの要請もあって同寺住職に就任したということです。何が縁で人生が変わるか分からないものです。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

#弘前公益社#津軽のお寺さん巡り#本迹院#日蓮宗

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