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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.25:京徳寺(曹洞宗)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.25:京徳寺(曹洞宗)】

 京徳寺は、北畠氏が享禄二年、浪岡に創建した寺で、藩政時代に藩主が長勝寺に参拝する際に此処で馬を下り、同寺住職の先導で歩いて行くのがしきたりであったことから「下馬の寺」と呼ばれました。雨を降らせる龍負観音のある寺としても知られています。

 北畠家没落と共に庇護者を失った京徳寺でしたが、開山が長勝寺二世だったことから元和年間に禅林三十三カ寺の1つに加えられ、長勝寺末寺の筆頭として重きをなしました。北畠家の菩提寺であったため寺格は与えられなかったものの「格別の寺」として扱われ、長勝寺住職交代の際は、曹洞宗の本寺「加賀・宗徳寺」の代理として許可を与えられました。

 また、長い歴史の中でほとんどの寺が火災に遭っている中にあって、京徳寺だけは一度も焼けておらず、龍負観音の加護によるものだと言われています。北畠氏の守りの本尊だったもので、開山当時から伝わるこの観音像は「龍は雨を呼ぶ」の故事通り、開帳すると必ず雨が降ったものだと言われています。藩政時代、干ばつのときはこの観音様を出して雨ごいをしたと言われ、「雨ごい観音」としても知られています。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

#弘前公益社#津軽のお寺さん巡り#京徳寺#曹洞宗

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