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【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.46:鳳松院(曹洞宗)】

【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.46:鳳松院(曹洞宗)】

 鳳松院は山号を種里山、今の鰺ケ沢 種里に創設されました。種里は津軽家の祖・大浦光信の居城があったところです。当時、菩提寺である海蔵寺と長勝寺が種里城の近くにあって大浦家としては困らなかったであろうことや、鳳松院が村の中心部にあったことを考えると、村民のために建立された寺であったと思われます。

 また二十九世 住職の黒滝大休和尚は、洋画家としても特に知られていました。ライフワークとして手がけたものに、昭和51年夏に落慶した釈迦堂の四方を飾る大壁画「釈迦一代記」があります。この「釈迦伝」は十場面からなっており、釈迦の生母である摩耶夫人(マーヤ夫人)に六牙の白像が舞いおり、釈迦をみごもった場面を描いた「霊夢」から始まって、八十歳の生涯を閉じようとする瞬間の「涅槃(ねはん)」と「武勇」で締めくくっています。昭和46年から制作を始め、10年かけて完成させた大作でした。黒滝大休和尚はインド、ネパールなどの仏跡を訪ねているほか、シルクロードも旅しており、「釈迦一代記」のほかにも作品を残していますが、「本職は坊主だから」と絵画を一度も中央展に出品することはありませんでした。

(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)

#弘前公益社#津軽のお寺さん巡り#鳳松院#曹洞宗

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