【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.44:誓願寺(浄土宗)】
【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.44:誓願寺(浄土宗)】
慶長元年、大光寺(現平川市)に創建された誓願寺は、元和元年に新町に移転されました。城下町も完成した頃で、既に西茂森の禅林街や元寺町の寺院街もほぼ町割りを終えた後だった為、これら両寺院街とは別に西の守りとして現在地に移転させたと言われています。
また誓願寺は、これまで四度火災に遭っています。そのためお年寄りの間には「誓願寺は完全に再建すれば火事になるので、天井の一部を張らないとか不完全にしておかなければ駄目だ」という迷信さえ伝わったほどでした。現在の本堂は明治14年の火災の後に建築したもので、同17年に落慶。昭和51年に位牌堂と庫裏を改築しています。
何度も火災に見舞われたお寺なので寺宝も資料もほとんど残っていませんが、山門だけは焼失を免れて現在に至っています。建築形式からみて江戸時代中期のものと推定され、別名「鶴亀門」とも呼ばれており、正面中央に切妻破風、下方左右には招き破風を添えた珍しい形式の山門で、昭和13年に重要文化財に指定、昭和51年に修理され、面目を一新しています。
(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)
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