【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.42:遍照寺(浄土宗)】
【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.42:遍照寺(浄土宗)】
新寺町のほぼ中央にあって、唯一通りの北側に位置するのが光明山遍照寺(へんじょうじ)です。閻魔(えんま)さまと観音さまのある寺として知られており、藩政時代初期の「御国三十三霊場」では五番の札所だったそうです。
開山当初からの観音堂は、昭和50年に本堂を改築した際に解体されて、今は存在しません。このとき聖観世音菩薩像は本堂に移されました。大変ご利益のある観音さまで、小沢村の清助という者が京都にあった山寺の老僧から託されたという伝承が残っています。
山門右にある閻魔堂は隣寺の白道院(びゃくどういん)のものでした。白道院は無縁仏供養のため、現在の南塘グラウンド北側にあったとされますが、南溜池の築造で遍照寺の隣に移され、さらに明治5年に廃寺になったため、遍照寺で預かることになり、同寺境内に移転されました。閻魔大王や脱衣婆などが安置されており、閻魔大王の背面に文政二年、鍛治町信徒一同の名が刻まれています。
現在の本堂は昭和50年に完成したもので、旧暦5月18日は観音さまのご命日に当たり、前夜祭の17日は毎年「エンマさまの宵宮」として賑わっています。
(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)
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