【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.34:泉光院(曹洞宗)】
【津軽のお寺さん巡り~弘前編 vol.34:泉光院(曹洞宗)】
山号は金華山。同じ三十三カ寺の1つ藤先寺の末寺で、平賀の大光寺から現在の西茂森に移って来ており、「如意輪観音」が本尊です。大光寺の時代から伝わる遺物がお寺に残っていて、その1つが如意輪観音菩薩像です。為信が大光寺城を攻めた合戦の際、城主滝本重行の姫君が持仏の如意輪観音を抱いて逃げのびることができました。この観音さまのおかげで助かった姫君は、城をあとにする際、乳母に観音様を預け「わが身と思って大切にお守りするように」と頼んだということです。その後、如意輪観音は乳母の手を経て、泉光院に納められ、本尊として現在に至っています。
また、大光寺城本丸御殿にあったと伝えられる欄間もあります。建広が追放されて廃城となった大光寺城は慶長13年ごろに取り壊されて、建物はもちろん利用できるものは残らず運び出されたと言われています。追手門は弘前城に運ばれ北門(亀甲門)になっていますが、この欄間もその1つと言われています。
位牌堂や庫裏は昭和59年頃新築、引き続き本堂の修復や山門工事も行ない、その後、落慶式を行っています。庭園については、滝から水を流す大石武学流と枯れ山水を組み合わせた禅林街随一の豪華な庭園となっています。
(「こころ 津軽のお寺さん巡り 弘前編」より抜粋。)





















